生活習慣病の予防

生活習慣病は、今や健康長寿の最大の阻害要因となるだけでなく、国民医療費にも大きな影響を与えています。その多くは、不健全な生活の積み重ねによって内臓脂肪型肥満となり、これが原因となって引き起こされるものですが、これは個人が日常生活の中での適度な運動、バランスの取れた食生活、禁煙を実践することによって予防することができるものです。
健康づくりのための身体活動基準2013 (出典、厚生労働省HPから抜粋)
ライフステージに応じた健康づくりのための身体活動(生活活動・運動)を推進することで健康日本21(第二次)の推進に資するよう、 「健康づくりのための運動基準2006」を改定し、「健康づくりのための身体活動基準2013」を策定した。
・健康結果が基準範囲内で65歳以上の身体活動(生活活動・運動)※1
強度を問わず、身体活動を毎日40分(=10メッツ・時/週) 
・世代共通の運動の方向性(運動習慣も持つようにする。)※ 2 
30分以上・ 週2日以上(=4メッツ・時/週以上)
※1、65 歳以上の身体活動(生活活動・運動)の基準
強度を問わず、身体活動を10 メッツ・時/週行う。具体的には、横になったままや座ったままにならなければどんな動きでもよいので、身体活動を毎日40 分行う。
【科学的根拠】65 歳以上を対象とし、システマティックレビューで採択された4 論文について、3メッツ未満も含めた身体活動量と生活習慣病等及び生活機能低下のリスクの低減との関係をメタ解析した結果によると、身体活動が10 メッツ・時/週の群では、最も身体活動量の少ない群と比較して、リスクが21%低かった。
※2、全年齢層における運動の考え方
運動習慣をもつようにする。具体的には、30 分以上の運動を週2 日以上行う。
【科学的根拠】体力(全身持久力や筋力等)の向上や運動器の機能向上のためには、4 メッツ・時/週に相当する1 回あたり30 分以上、週2 日以上の運動が最低限必要であることが、過去の複数のレビューで示されている。
画像※3、メッツ・時とは、運動強度の指数であるメッツに運動時間(hr)を乗じたものである。メッツ(MET: metabolic equivalent)とは、身体活動におけるエネルギー消費量を座位安静時代謝量(酸素摂取量で約3.5 ml/kg/分に相当)で除したものである。酸素1.0 リットルの消費を約5.0kcal のエネルギー消費と換算すると、1.0 メッツ・時は体重60kg の場合は60kcal となる。生活活動のメッツ例:平地歩行:3.5、やや速歩:4.3,農作業:7.8。運動メッツ例:卓球・パワーヨガ・ラジオ体操第1:4.0、テニス・水中歩行:4.5、軽登山6.5、ジョギング:7.0。

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